fc2ブログ

帝騎 the KOG2988:レジンキットの表面処理





無事台風25号が抜けていったので進行。


ボークス謹製
SSS版KOG2988.

181010kog1

ガレキ組み上げは軸打ちが命。
全パーツが無事組み上がったので
一旦ばらし、塗装行程へ進む。

メカモノレジンキャストキットの場合、
若干作法が違うのでその点を記載。



プラキットは
精緻に加工された金型に熱したプラスチックを
高圧で流し込み成型する。
パーツは金型の表面通りに出来上がる。


対しレジンキットは
原型から生成されたシリコーンゴム型に二液混合したレジンを
遠心注入で成型する。
出来上がるパーツは原型の通りだが科学反応の結果、やや収縮する。

そのため表面は肉眼では平滑に見えるが
ミクロン単位ではしわくちゃの婆様肌になってる。

てことでレジンキットはプラキット以上に
磨く工程が重要になる。
グロス塗装仕上げとするなら、尚更だ。


181010kog2

一旦サーフェイサーを塗布したのち
800番相当で表面を磨く。
するとこのように紋様のごとく斑になる。
暗色部分は明色部分に比し若干凹んでいるのがよく判る。


181010kog3

次に
サフ塗料をやや薄めに溶いて仕上げ用サフコート。
#800研磨した際の微細な粉がトノコの役割を成すため
サフ層に閉じ込められ、表面が平滑になる。
塗布後、更に1200番相当で塗面を磨けばカンペキ。


181010kog4

下地塗装
金属粒子の発色をし易くするため
暗色を全体に塗る。
真っ黒に塗ると最終的な仕上げが嘘っぽくなるため
※自然界に100%黒い物質は存在しない
黒に近い色としてフレームメタリック01を塗布。
光反射が拡散されるため、光量を誤魔化し縮尺感演出に効果が上がる。
※個人的感想の範囲


181010kog5

本塗装
一旦粒子の細かいガイアEXゴールドを塗布したうえに
スターブライトゴールドを塗布。
乾燥後、4000番相当で軽く磨けばこのように。
関節部位は設定どおり濃紺を置いた。
全身金色にする選択もあるが、色味に緩急がつくため旧設定配色を採用。

181010kog6

面倒くさいが
「光り輝く黄金の神像」が屹立する快感のためには仕方ない。
脛、胸部先端、頭部など面積が広く目立つ部位のみしっかり磨く。

181010kog7

幸いにも塗装に適した空気になってきたので
他パーツも順次金色に染めていく。
まだあと60パーツある。。

つづく。

0511qb04