帝騎 the KOG2988:レジンキットの表面処理
無事台風25号が抜けていったので進行。
ボークス謹製
SSS版KOG2988.

ガレキ組み上げは軸打ちが命。
全パーツが無事組み上がったので
一旦ばらし、塗装行程へ進む。
メカモノレジンキャストキットの場合、
若干作法が違うのでその点を記載。
プラキットは
精緻に加工された金型に熱したプラスチックを
高圧で流し込み成型する。
パーツは金型の表面通りに出来上がる。
対しレジンキットは
原型から生成されたシリコーンゴム型に二液混合したレジンを
遠心注入で成型する。
出来上がるパーツは原型の通りだが科学反応の結果、やや収縮する。
そのため表面は肉眼では平滑に見えるが
ミクロン単位ではしわくちゃの婆様肌になってる。
てことでレジンキットはプラキット以上に
磨く工程が重要になる。
グロス塗装仕上げとするなら、尚更だ。

一旦サーフェイサーを塗布したのち
800番相当で表面を磨く。
するとこのように紋様のごとく斑になる。
暗色部分は明色部分に比し若干凹んでいるのがよく判る。

次に
サフ塗料をやや薄めに溶いて仕上げ用サフコート。
#800研磨した際の微細な粉がトノコの役割を成すため
サフ層に閉じ込められ、表面が平滑になる。
塗布後、更に1200番相当で塗面を磨けばカンペキ。

下地塗装
金属粒子の発色をし易くするため
暗色を全体に塗る。
真っ黒に塗ると最終的な仕上げが嘘っぽくなるため
※自然界に100%黒い物質は存在しない
黒に近い色としてフレームメタリック01を塗布。
光反射が拡散されるため、光量を誤魔化し縮尺感演出に効果が上がる。
※個人的感想の範囲

本塗装
一旦粒子の細かいガイアEXゴールドを塗布したうえに
スターブライトゴールドを塗布。
乾燥後、4000番相当で軽く磨けばこのように。
関節部位は設定どおり濃紺を置いた。
全身金色にする選択もあるが、色味に緩急がつくため旧設定配色を採用。

面倒くさいが
「光り輝く黄金の神像」が屹立する快感のためには仕方ない。
脛、胸部先端、頭部など面積が広く目立つ部位のみしっかり磨く。

幸いにも塗装に適した空気になってきたので
他パーツも順次金色に染めていく。
まだあと60パーツある。。
つづく。
