MHは戦場の華:コスプレクルマルスとクマちゃんパンツのヴァイオラ
解説:
大阪モデラーズフェスティバル2018
展示ブース構成について。
模型師がわざわざ展示会に参加するのは当然、
作品を見てほしいからだ。
そして今の時代、それは写真を撮られることと同義。
ならば、自室撮影環境と同様に背景をちゃんとしなければ・・・

てことで
今回展示卓で図ったこと3つ。
・展示背景に気を配る
・60-90cm幅を1ユニットとして配置
・作品同士を重ねない
こうすることで観覧しやすく且つ
展示側が狙ったとおりの写真を撮ってもらうことができる。
折角作った完成品。
その背景に歴戦勇士の後頭部や臀部、
勇者の顔が映り込むのはイヤ過ぎる。
個人情報保護のため
写り込んでしまった模型戦士の鋭い目線に
ぼかし加工を入れる作業も忌避したいよね。

60-90cm幅というのは
流通業に携わる方はよく判るハナシのはず。
人間の視野角の都合から一度に見渡せる可視範囲。
スーパーや量販店の棚はすべてこの人間工学見地に拠っている。
模型展示の場合、この幅に収まるよう展示演出すると
見学者が見やすく理解しやすい。

作品同士が重なり合っても
良い写真が撮れないことは道理。
適切な距離をとって設置しよう。模型のパーソナルエリア。
特に一卓に10体以上の作品がぎっちり並ぶ
ロボ満員通勤電車状態や
全機が皆直立不動でずらっと並ぶ
ロボダークダックス合唱団状態は避けたい。
※造語
素晴らしい作品を製作展示してるのに
背景が汚くてまともに写真が撮れない展示がまだまだ多い。
良質な展示演出が増えたらいいですな。

では
メイン展示解説:MHヴァ・イ・オラ競作。
ボークスIMS2017年11月発売。
2016年にもIMSテロルミラージュを競作したので、その連作。

kei氏作:MHクルマルス・ヴァ・イ・オラ ユーゾッタ騎
現在、FSS本編で大活躍中のとおり
バキンラカン騎士団旗騎として制作。

ユーゾッタ本人イメージを投影したみるきいパステルカラー。
海洋堂専務にお褒めいただく栄誉(羨ましい。。
おそらく気付いた人は皆無だったろう。
リアスカートにはクマちゃんマーキングを仕込み
一切の解説なし。
いまだ開示されていない
GTMホウザイロ ユーゾッタ騎のデザイン画。
果たして「みるきぃパステルグリーン」は正解か?
答え合わせはFSSデザイン6で。

当方作:MHクルマルス・ヴァ・イ・オラ ブローズ騎
FSS4話でAKDに鹵獲された同騎が
バキンラカンに返還されるまでの仕様を想定して制作。
ミラージュ騎士団メンバー:L-11
メイザー・ブローズがブラックスリー襲撃時
キュベレイに良く似た甲冑を着ていたのでそのように。

腰部スカートなどは前から実施してみたかったラップ塗装。
白/赤彩色案はFGOネロ・クラディウスから。
AKDからこの状態でクルマルスを返還されたバキンラカン帝国は
まぁ苦笑いで受領したんだと思う。
同じキットを作ってもまったく違う仕上がりになる面白さ。
模型遊びの醍醐味のひとつ。
と、ちゃんと単品で写真が撮れて
背景に見学者や他参加者が写り込まないのが◎。

次は模型塗装の鬼門:金色塗装のKOG!
つづく。
